アメリカ旅行記が途中半端なままだが、久しぶりにぽめ夫の持病が再燃し
究極の食事制限をしつつ、ここ数日私の気分も下降気味だった。
アメリカ旅行で食生活と環境が著しく変化したこともあり、
帰ってきたときからあまり彼の調子は良くなかった。
休み明けに新しい職場に移ったこともあり、環境の変化やストレスが
大きく影響するこの病気の再燃期に悪条件が重なってしまった。
一週間ご飯とわかめのお味噌汁と玉子焼きで暮らしているぽめ家である。
一見いたって健康そうに見えるぽめ夫がこの先一生付き合って
いかなければならない病気とは潰瘍性大腸炎である。
潰瘍性大腸炎とは
潰瘍性大腸炎は大腸の粘膜(最も内側の層)にびらんや潰瘍ができる大腸の炎症性疾患。特徴的な症状としては、下血を伴うまたは伴わない下痢とよく起こる腹痛。病変は直腸から連続的に、そして上行性(口側)に広がる性質があり、最大で直腸から結腸全体に拡がる。この病気は病変の拡がりや経過などにより下記のように分類される。
1)病変の拡がりによる分類:全大腸炎、左側大腸炎、直腸炎
2)病期の分類:活動期、緩解期
3)重症度による分類:軽症、中等症、重症、激症
4)臨床経過による分類:再燃緩解型、慢性持続型、急性激症型、初回発作型
便は出血を伴い、痙攣性の腹痛と頻回の排便をもよおす。下痢は徐々に
あるいは全く突然に始まることもある。症状が重くなると、発熱、体重減少、貧血などの全身への症状が起こる。また、腸管以外の合併症として
皮膚病変、眼病変や関節の痛み、子供では成長障害が起こることもある。以上
難病センター/特定疾患情報よりお借りしました。
とあまり綺麗な病気ではない・・・。
ぽめ夫の場合は上記の重症、再燃緩解型に分類され食事制限と
規則正しい生活、適度な運動さえしていれば調子が良い「緩解」期と
何をしていても体調が一気に崩れる「再燃」が交互に繰り返しやってくる。
出張、旅行などの後はどうしても環境と食生活の変化から
調子が悪くなってしまうのだがその「再燃」具合もその時による。
今回は何年かぶりにひどい再燃っぷりのようで、見ている方も
痛々しくてたまらないので私も一緒にシンプルな食生活を営んでいる。
能天気な健康体の私が一緒にできる我慢といったらこのくらいである。
生きていくためには食べなければならないが、口からものをいれれば
激痛に苦しむだけ。でもお腹は空く。そんな苦しみ私にはわかってあげられない。
当の本人は「僕は大腸を全摘出しなければならないほどの激症ではないし
仕事に行ける手足があって、目も見えるし、耳も聞こえるという
ありがたい幸せがある」と病気に対する逆恨みは一切しないぽめ夫。
つらくてもつらいなんて決して弱音ははかない彼だがさすがに
昨日は「卵に飽きてきた・・・」とぼやいていた。そうだよねぇ。
私も飽きたが昼間にサラダとか食べられる健康体の私に文句を言う資格はない。
ちなみにここ最近のお弁当は白飯おにぎりと玉子焼。
1日も早く緩解してくれと願うことくらいしか私にはできない。
初めて私がぽめ夫に会った頃、彼はツナ缶と一緒に炊いたご飯に
醤油をかけたものか、マッシュポテトと鶏胸肉をグリルしたものしか
食べていなかった。痛い思いをするぐらいなら安全な食べ物だけ
繰り返し食べるほうがいいんだよね〜と笑顔で言われて
私は泣きそうになったのを覚えている。
五体満足の私。感謝しなければならないことは山ほどある。
潰瘍性大腸炎持ちの人は健常者に比べて大腸癌の発症率が20倍ともいわれる。
不安になるのは私ばかりで、ぽめ夫は「死ぬ時は明日テロに巻き込まれて
死ぬだろうしさー」といたって楽観的。そんな奴の笑顔に助けられてばかりの私。
してあげられることは何もなくてすまん。
何が心配って全然良くならないのに来月はロシア出張じゃないのさー。
大丈夫かいな。こんな時ばかりは神様、ののさま、仏様、
今回はこのくらいで許してやって下さい。と思うのであった。