「28日、土曜日に出てきてはいけません」とお腹の住人に
勝手なお願いをし続けていたぽめ夫。
理由その1: お気に入りのテレビ番組
Doctor Who が最終話に向かって山場だから。
理由その2: 自分の誕生日だから。
なんじゃそりゃ・・・。
赤子と同じ誕生日が嫌なのは、そのうち自分の誕生日は二の次にされて
ケーキを独り占めできなくなるからという何とも子供じみた理由である。
どうせ数日違いになるのならば同じ誕生日になったらいいのにと私は思っていた。
それも夢に終わる・・・。ぽめ夫は嬉しそう。

いつまでも少年のようなBirthday Boyのため、Doctor Whoを見ながら手巻き寿司計画。
お寿司のケータリングもやっている近所の行きつけの魚屋さんで彼の大好きな
ほたて、鯛、平目、まぐろ、サーモンを仕入れた。私が刺身で食べると知っている
魚屋のおっちゃんたちは、私が行くと「今日はこれが新鮮でお刺身にいいよ。」
と教えてくれるし、店の奥からより新鮮なものを出してきてくれたりする。

今日の一押しは鯛。というおっちゃんの言うとおり、今日の鯛は脂がのっていてぷりぷり。
「あれ、今日はいくらとかたらこ、うなぎの蒲焼は買わないの?」と誘惑されるが
今日は私の誕生日ではないので、自分の好物は我慢。
主役のぽめ夫がおいしい!とうれしそうにモリモリ食べていたので私も満足。
明日のお昼も残り物で手巻きだな・・・。
つまにもしている緑の物体は
samphire(あえてカタカナにすると「サンファイア」か?)。
和名は
「厚岸草(あっけしそう)」らしい。あら、北海道の厚岸ですか?
と思ったら本当に厚岸付近で採れるらしい。

sea asparagusと呼ばれることもあるそうで、その名の通り海岸付近で採れる
塩気の強い植物。シャキシャキした食感がくせになる。
ヨーロッパではお湯でサッと茹でてバターを落としたり、オリーブオイルと
レモンで和えて魚料理の付け合せとして食されることが多い。
私はこうして湯がいたものをお刺身のつま代わりにしたり、
薄めに作ったお味噌汁の具として使ったり、胡麻和えにするのも好きだ。
塩気がかなり強いので茹でたものをそのまま食べても良い。
手巻き寿司でお腹いっぱいと言いながらやはりデザートは別腹。

甘さ控えめレアチーズケーキ。
粉砂糖を買ってくるのを3度も忘れた私。
ラズベリーどっさりで許してくれ。あ、ミントの葉をのせるの忘れたよ・・・。
意外と手のかかっていない誕生日ディナーだったが
本人は大喜びだったので良しとしよう。おめでとさん。
ベースは米粉に砕いたウォールナッツを混ぜて焼いたビスケット。
フィリングはフィラデルフィア、マスカポーネ、グリークヨーグルト。
いつもはレモンの絞り汁と皮を削ったものを入れるのだが、
近所のガストロパブで食べたレアチーズケーキを真似てライムを使ってみた。
かすかなライムの香りが良いアクセントになってさっぱり。
残りの半分は、明日友人に誘われているBBQのデザートとして持っていくことに。
明日こそ忘れずに粉砂糖を買って雑な作りのケーキを誤魔化さなくては。